臨床

2015年12月30日(水)~2016年1月11日(月)
はお正月も休まず施術しております。

“臨床”といっても指圧鍼灸の話ではありません。
“臨床”という言葉についてです。

中日辞典(小学館2版・講談社1版)では“臨床”は名詞に分類されているようです。
ところがネットで検索できる『デイリーコンサイス中日辞典』では動詞として扱われています。
そこで中国の詞典を見ますとなるほど、全て動詞になっています。
ん~、でも私の語感では“臨床”が動詞としてしかみなされていないというのは不思議な感じです。
言葉の使い方を説明した『現代漢語用法詞典』江蘇少年児童出版社・『学漢語用例詞典』北京語言大学出版社
で調べてみますと
『現代漢語用法詞典』では
不帯賓語、可帯補語。(目的語は取らない、補語を取ることができる)
常作定語(≒形容詞)或状語(≒副詞)(常に形容詞或は副詞として用いる)
『学漢語用例詞典』では
常做定語・謂語(≒述語)(常に形容詞・述語として用いる)
と用法解説されています。
じゃぁ、動詞・形容詞・副詞でいいのでは?
と思うのですが、中国語文法としてはダメなのでしょうね。
しかも、名詞として扱う気は全くないようです。