意外な感覚

このアルマイト鍋は直径22cm。
忘れもしない築地で主人の部屋で暮らし始める際に購入したもの。
当時は一口コンロとインスタントラーメンを作る小鍋が一つ、ヤカンすら無し。
22cmの鍋がとても大きく感じられ、使いこなせるか不安だった。
それが今では信じられないほど小さく思える。
まるで、広い広いと思っていた幼稚園の運動場が、大人になって見るとビックリするほど狭かった、ような。
たかだか十数年で調理器具がそんな風に違って見える?
後に丸鶏を茹でる大鍋をクリスマスに貰ったから、というのも一因。
確かにそれ以来、挑戦できるメニューの選択肢が増えた。
まだ現役のアルマイト鍋を見るたびに懐かしく、不思議な気持ちになる。