納豆のお話

私の母は80代、広島県出身です。
まだ母が若くて独身だったころ、食料品店で働いていました。
ある日、賞味期限だからと上司から納豆を頂いて帰宅。
納豆を見たことがなかった母は大喜び。
ところが蓋を開けると大豆が糸を引いているではありませんか!しかも臭い!
「わああっ腐っとる!」全てをゴミ箱に投げ捨て、翌日上司に報告。
納豆とはそういうものだと知った笑い話です。
私が初めて納豆を食べたのは大学時代、お好み焼きに入っていて不味かった記憶。
上京してからインスタントの「ひきわり納豆汁」で開眼しました。(笑)
今では私も母も大阪出身の夫も納豆を食べますが、父や弟は食べません。
西の方では馴染み薄く、父が食べないものは食卓に上がらないもの。
私は自分で作るほど納豆好きに、不思議なものです。