映画「それでも夜は明ける」

TS3W0532
私が以前アメリカでツーリングしていたことを知った人から
「南部で人種差別はなかった?」と聞かれたことがありました。
そういえば、道を尋ねるために話しかけたのに完璧に無視されたことがあったのを思い出しました。
しかし、大して気にも止めなかったのでそれが差別だったかどうかすら、分かりません。
昨日観に行った映画「それでも夜は明ける」は苦しい映画でした。
本当にあった人種差別の恐しさは、そんな生易しいものではありませんでした。
身も凍るような思いで過ごした映画館での二時間半。
映画のあと、駅前で別行動になり去って行く主人の後ろ姿を、私は思わず何度も振り返ってしまいました。
ところで、この映画の監督の名はスティーブ・マックイーン。
エンドロールを見て仰天した私、
「ええっ!スティーブ・マックイーン?生きてるの?」と、思ったら
同姓同名の黒人の映画監督さんでした。