氷川丸

TS3W0931
昨日は横浜元町へ氷川丸の見学に行きました。
確か昨年、知人からチケットを頂きましたが、有効期限が一年以上ある!とのんびりしていました。
前日よくよく見ると今月末までと書いてあり、火曜定休の私たちが行けるのは今しかない!と焦りました。
久しぶりに朝をゆっくり過ごし、さて…と立ち上がったとたん、ゴロゴロと上空に雷が鳴り始めました。
そうは言っても今日しかない。駅のホームに向かってエスカレーターを登っていると外に傘をさした人々が見えました。
運が良ければ雨には当たらず済むかと思いましたが、甘かった。
神奈川県は曇り予報だったはずですが、元町はすでに本降り。
こんな時に限ってみなとみらい線の出口もまちがえて無駄に雨の中を歩く始末。
何とか到着した氷川丸の船内を歩き回る間、雷鳴とどろき稲光を何度も見ましたが、海に浮かんだ船にいるとは思えないほど、全く揺れることなく過ごせました。
氷川丸は1930年シアトル航路用に建造された貨客船、当時最新鋭の船でした。
レトロな船内はアールデコ調の内装、家具、ステンドグラスや暖炉などとてもオシャレです。天窓にまでアールデコの装飾を使っていて素敵でした。三等から一等客室、チャップリンさんや皇室の方がご使用になったお風呂付の一等特別室や船長室もガラス戸越しに見学、一等喫煙室、一等社交室も座り心地の良い椅子がありました。時代を感じたのは客室で、ベッドがどれも今より少し小さいのが印象的でした。また最上階の操舵室や地下の機関室まで入ることができてかなり広いことが分かりました。子供さんを連れて行ってあげると喜びそうな気がしました。
あの時代にこの装備で一か月かけてシアトルなどへ行ったかと思うと、豪華客船ながら大冒険だったのではないかと想像しました。また、神棚がしつらえてあったのを見てやっぱり日本の船だなあと思いました
豪華客船というとどうしても映画タイタニックやポセイドンアドベンチャーを思い浮かびますが、まさにそんな感じ。私は歩き回っている間中映画のストーリーを思い出していました。
帰りに立ち寄ったホテルニューグラントも同じくレトロな雰囲気で横浜ならではと感じました。
また、山下公園では色々なバラが咲き乱れ、大雨の中でもかぐわしい香りに癒やされました。