姥湯温泉旅行3

mochi
人生初のヒッチハイクが成功した私たちは、心から安堵し、駅前のお餅料理屋さんでお昼をいただきました。
山菜のお雑煮、力うどんにお正月のような気分になりつつ、無事の下山を喜んでいたら宿の送迎車が到着するのが見えました。
行きの電車から、露天風呂、薬師岳でも会ったメンバーですから、皆さん笑顔で声をかけてくださいました。
「やあー!歩いたの?どうだった、滑川温泉?」「すごいね、大丈夫?疲れたでしょう?」
「足が痛くなってヒッチハイクしました。温泉は一緒ですが、道中、熊の通り道があるって言われて怖かったですよ~」
二両編成の電車が来るまでわいわいガヤガヤ、無人駅でにぎやかに立ち話。
まるで最初から団体旅行だったかのような御一行様状態。
しかし乗り込んだ奥羽本線車中では一転し、私たちは終点まで爆睡!
仙台、長野、東京、皆さんそれぞれ行き先はちがうのですが、驚いたことに福島の新幹線ホームまでみんな一緒でした。
「また、いつかどこかで会いましょう」仙台行きの熟年ご夫妻に手を振って見送り、
「今度、長野にも来てくださいよ」大宮まで連結される前半分の長野新幹線の方々にもご挨拶。
一泊とは思えないほど充実した旅行を楽しむことができました。
猫の世話をかって出て下さった方、植物の水やりをして下さった方、時刻表をコピーして下さった方、
何よりもヒッチハイクで車に乗せて下さった方々、そして旅先でお会いした皆さま、本当にありがとうございました。
(旅行記終了)