東北新幹線でのできごと

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ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、東北新幹線は東京から新青森までをいいます。
通称、秋田新幹線は盛岡から秋田、通称、山形新幹線は福島から山形をいうそうです。
他にも北陸新幹線のうち一部開業している東京から長野を通称、長野新幹線というようです。
私は帰省などで東海道山陽新幹線を使うばかりで、それ以外の新幹線は滅多に乗ることがありません。
先日の姥湯温泉行きの際、私たちは東京駅から東北新幹線に乗りましたが、
山形方面行きと新青森方面行き、二つの新幹線が連結されて出発し、福島で分離されることを初めて知りました。
私たちは東京駅11時出発で、上野、大宮・・・と停車するので「大宮でお弁当を広げよう、大宮まで暇だなあ~」と思っていました。
ところが東京駅を出てすぐ、前の方の座席の年配の男性が私たちに話しかけてこられました。
「私たちは11:20の指定席を買いましたが、間違えてこれ(11時発)に乗ってしまいました。どこかの駅で乗り換えることができますか?」
たどたどしい日本語。お顔は日本人でしたが、日系の何世とかで南米からご夫婦でいらっしゃっていました。
さあ大変!探せども、こんな時に限って乗務員さんも売り子さんも来ません。
主人がネットで調べてくれて、上野でも大宮でも後続の便に乗り換えることができるとわかり、荷物を移動し始めましたが、すでに停車していた上野駅ではドアが目前で閉まってしまいました。
自由席はお一人様の乗客で席が半端に埋まってしまい、彼らは二人並んで座れなくなってしまいました。
そこでデッキに立って3人で立ち話。
私が以前南米に行った話をしたとたん、60代くらいの奥様が笑顔になってスペイン語で話し、ご主人が日本語で通訳、私がヘタ~な英語+日本語で返すといった感じ。
おしゃべりが楽しくて、大宮まであっという間に時間が経ってしまいました。
別れを惜しんで名刺交換して「近くに来たら連絡して下さい」と言われましたが、なかなかブエノスアイレスは遠い。
いつか本当に行くことができたらおもしろいのに。
おかげさまでお弁当までの時間も充実した旅のすべり出しとなったのでした。(以上、姥湯温泉旅行の番外編でした)