トイレ掃除の話

TS3W0008
以前は私の担当でしたが、最近は毎朝、主人があんのんのトイレ掃除をやってくれるようになりました。
治療も何ごとも細やかで丁寧なのが主人の信条、そこは安心して任せ、私は他の掃除を担当しています。
昨日、主人に頼まれてトイレ掃除シートの詰め替えを買いましたが、内心「もったいないなあ」と思いました。
これは来客用に準備しておいたのであって、自分たちが使うつもりではなかったのです。
私がトイレ掃除をやっていた時は、ゴム手袋、雑巾、洗剤、バケツがあれば十分でした。
主人はトイレ掃除シートを毎回4枚使って掃除するというので、どうも無駄に思えるのです。
とはいえ、20枚で300円もしないシートです。
自主的に掃除してくれることだけでも、相当ありがたいことのはず。
例えば私の買い物にだって、それどころじゃなく無駄があることはまちがいありません。
でも今まで一度も主人にそれを非難されたことはないのです。
人の些細なことには目くじらを立てて、自分には甘いんだなあと思い、こんな小さなことでやる気をそいではいけない、と反省しました。
思えば、歯磨き粉、シャンプー、リンス、ティッシュ、調味料など、消耗品の類は全て私が節制するクセがあります。
そしてそれを正しいことだ、と自分で思っています。
これは苦労人だった父の権限で培われた私の実家の影響だと自己分析し、人に押し付けてはいけない、と分かっているのについ、条件反射のように反応してしまうのです。
十年前、一緒に暮らし始めたころ、本当に何一つ家事をしてくれなかった主人が、こんなに色々手伝ってくれるようになったというのに、いつのまにかそれが当たり前になって、ケチつけるような気持になったんだなあ、と懐かしく思い出したのでした。
改めて「主人に感謝する」ということを意識して今日も過ごしたいと思います。