鑑定書詐欺まがいのお話

TS3W0523
10月に頂き損ねた(笑)絵画は、やはりあんのんが頂くことになりました。
あの時は「有名画家の偽物だからあげようと思って調べたら、どうやら本物のようなので差し上げられない」と決まりました。
しかし、その後本物ではなかったと判明したようです。
これはほとんど鑑定書詐欺まがいのお話なので、ご本人の許可を頂きブログに書かせていただくことにしました。
経緯は以下の通りです。
あんのんに絵画を下さろうとしたオーナーの方は念のため、この絵画をある画廊に持参したところ、
「身を乗り出して」「おお~これはひょっとしたらひょっとする」「もし本物なら1~2千万しますよ」
「真贋鑑定が必要です。オークションに出すには鑑定書が必要です。この鑑定書は世界中に通用します。鑑定料は10万円です」と言われました。
期待したオーナーは10万円を支払い、鑑定を待つこと40日。
「偽物でした」という連絡が入りました。
「写真だったのか?版画だったのか?」の問いに
「それは分からない。言わないのが業界の常識だ」の一点張り。
ではせめて「鑑定しました」の文書をくれ、さもないと実際に鑑定したのかどうかわからないではないか?の問いに、
「そんなものは業界の常識で出さない」の一点張り。
それでは一体どこの鑑定機関で鑑定したのか?
「**画廊で鑑定した」
そのころから先方の態度がおかしくなってきました。
そこで「ああこれは、一千万をちらつかせて鑑定料をだまし取る手口だな。バックに危ない組織が付いているのかもしれない。ケンカする相手ではない」と感じて絵画を持ち帰ったそうです。
そして調べておいた別の画廊へ行き、絵画を見せたところ、一目で「これは写真か何かです。鑑定に出すような絵ではありません。プロなら一目でわかります」と言われたのでした。
ご自分で絵画に興味がなくても、例えば財産分与などでいただく方もあるでしょう。
このようなお話がある、ということだけでも知っておくと良いかもしれない、と思い紹介させていただきました。