親の介護,覚悟

TS3W0712
親の介護で大変な毎日を過ごしておられる方の生活を知るごとに戦々恐々とします。
思わず笑ってしまうお話もありますが、他人事ではないので「うーん」とうなってしまうことが多いです。
私の実家ではボケはじめた父を、まだしっかりしている母が見守ってくれていますが、ストレスの多い母からしょっちゅう愚痴の電話がかかってきます。
元気な時は笑い飛ばして、ネタとして教えてくれる母ですが、最近は怒っていることが増えました。
その昔、祖母の介護を自宅でやっていた両親でしたが、体力的に無理になり、祖母には介護施設に入ってもらいました。
「もう世間体とか、言ってられない」
父の言葉を今でもよく覚えています。
その父が今度は介護される側になりつつあります。
要支援から要介護認定になった時、つまり状態が悪化したとの判定でしたが、それを聞いた父は激怒。
「何を言っている。ワシはボケてはおらーん!」
介護をする家族にとっては救いになる判定ですが、本人は怒り心頭で母は困っていました。
世の中にはボケたふりをして要介護認定をもらおうとする本当にしっかりした方もいらっしゃるとか。
ずっとそばにいて、かつ遠慮なく迷惑をかけられる家族はたまったもんじゃない、と思います。
「ワシがボケたらよろしく頼む」って、そんなこと言わずにボケないように本山式筋トレとか、最大限の努力をして下さいよ、とお願いしたくなります。
私たちの両親は合計4人、何とか全員を無事に見ることができるように、また、自分たち自身がなるべく一生現役でいられるように自重してトレーニングを続けられたらなあ、と思います。