あまり当てにしないのが良いのかも?

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一緒に暮らし始めた10年ほど前、主人はほとんど家事をしない人でした。
当時、テレビ番組でそういう旦那様に家事を手伝ってもらえる方法を見た私、面白そうなので早速実践してみました。
まず主婦の仕事を箇条書きにリストアップします。
そのときできるだけ細やかに書きます。
たとえば、洗濯に関する作業だけでも、洗濯機をまわす、洗濯物を干す、洗濯物をとりこむ、洗濯物をたたむ、洗濯物をしまう、のように。
他にも買い物する、料理を作る、お弁当を作る、食器を運ぶ、洗う、しまう、などなど。
すると家事には随分たくさんの工程があることがわかります。
それを夕飯後のくつろいだ時間に主人に見てもらい、こう言いました。
「私も仕事をしながらこれだけの家事をしているので、何か手伝ってもらえたらありがたいんだけど、もし一つだけ選ぶとしたらどれがいい?」(自分で選んでもらうのが良いそうです)
「うーん、じゃあこれかな?」(わ~本当に選ぶんだ、とビックリ)
確か、その時はお風呂そうじを選んでくれました。
「ほんと?じゃあお願いしていい?すごく助かるわあ~!」
そして実際にお風呂そうじをしてくれたらその都度、必ずお礼を言います。
逆に不穏な空気になるような「やってよ!」「あたりまえでしょ」という態度や言い方はしないように心がけます。
本音を言うと、あまり当てにしていなかった私は主人が本当に手伝ってくれたことにビックリしていました。
以来、そういう時は、たとえ自分がやった方が早い時でも、できるだけ手を出さず、おまかせするようにしています。
今現在、自宅でも会社でも、とてもたくさんのことを協力してやってくれるようになりました。
正直言ってこの十年間の主人の変化には本当に目を見張るものがあります。
最近は嬉しさのあまり「何かうしろめたいことでもあるの?」と主人に言ってしまう私です。
また状況が変わり、もし全然手伝ってもらえなくなる時が来てもいいように、「あたりまえ」と思わず、感謝を示しています。