リハビリ施設の選び方

151002_2146
ある方がリハビリ施設に入所することになりました。
病院がいくつか紹介してくれた中で2つの候補が残り、ご家族の方がそれぞれの施設を見学に行かれたそうです。
一軒目はホテルではないかと見まごうほど立派な建物、調度品に囲まれていましたが、看護師さんの姿がほとんど見えず、案内してくれた方もいかにも商売!というビジネスライクな印象だったそうです。
二軒目は豪華ではないけれど清潔で、看護師さんもたくさんいて皆さんが挨拶して下さり感じが良かったため、こちらに決めたとのこと。
私は一軒目は行っていませんが、この二軒目には先日、勉強を兼ねて陣中見舞いに伺ってきました。
何人かお会いした若い看護師さんたちがみな元気に挨拶して下さり、確かに好印象を受けました。
入所された方がおっしゃるには、
「前の病院ではトイレはおむつOK、お菓子も食事時に一緒になら食べてもOK、リハビリは一日20分(?)だったのに、ここに来たらすぐ「トイレは自分でして下さい」って見てるのよ。片手で棒につかまって、片手でパンツを下すんですよ、ですって!用を足したら同じように自分でパンツ上げろって言うけど、片手でうまくできるわけないじゃない?でもね、何とかできたのよ。アラ、アタシ自分でトイレできたわ~ってビックリ。でもお菓子や他の食べ物は禁止で、出されたもの以外は差し入れとかを食べちゃいけないの。ああドーナツ食べたい!しかも食事以外の時間はずっとリハビリで、この部屋で寝てたりなんてするヒマないんだから。せっかくお見舞いに来てもらっても忙しくて夕飯以降しか会える時間がないわ。二か月もリハビリにかかるって言われたけど、一か月で出て行きたい。」
「じゃあ、一か月で出て行けるようにリハビリがんばりましょうよ」
ブーブー文句を言うのを笑って聞いてきました。
この方は糖尿病など複数の病があるので、しかるべき厳しくも正しい指導をして下さるようです。
本当に良い施設をお選びになったなあ、と主人と二人で納得したのでした。