いつの間にか道具だけは増えた

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子供のころから歯医者さんが嫌いでした。
まあ、好きな人なんていないでしょうけど、キーンという甲高い音を聞くと今でもちぢみ上がります。
両親から金歯、銀歯や入れ歯を見せられながら、「ちゃんと歯磨きしないとこうなるよ~」と脅されたこともよく覚えています。
それなのにどうして同じ轍を踏んでしまうのか、情けないなあと思います。
虫歯治療の跡はありますが、今のところ自分の歯はすべて揃っています。しかし、「80歳で20本残すと良い」とされる目標をクリアできるかどうか。
一応、歯医者さんから逃げてはいけない!と思って定期チェックには通っていたのですが、今年の初め正常な歯の歯周ポケットの掃除をしていただいている時、あまりに痛くて理不尽を感じました。本当に嫌になってしまったんです。
そこで10か月ほど歯医者さんをさぼり、ついでに就寝時のマウスピースもさぼりました。自分なりにしっかり磨いていたつもりでしたが、秋にチェックすると奥歯の歯周ポケットが深くなっていました。
まさに痛恨の極み。
これ以上悪くしないよう、毎食後はもちろん一日に一回はとても丁寧に手入れするようにしていますし、定期チェックにも通っています。
フロスや歯石取りの、あらゆる道具があっても使わないことには始まりません。
これから一生、続けないといけないんだと思うと気が遠くなりそうです。