食への興味はなかった時代でした

bon
先日新宿へ行きました。
ランチ後に主人と別行動となり、東口を歩いていたら懐かしいお店の前を通りました。
自家焙煎珈琲「凡」、何十年も前に上京したてのころ、大のお気に入りでした。
残念ながらランチビュッフェで超満腹状態、時間的にも余裕がなかったので店内には入らず、写真撮って階段下を覗き込んだだけ。
今はどんな感じなのでしょう?勝手ながら、以前と何も変わらない様子が目に浮かびました。
まだドトールもない時代、岡山でアルバイトしていた自家焙煎珈琲店ではコーヒー1杯300円~500円でした。
東京に来たばかりのころ、初めて友人と新宿(靖国通り沿い)の普通の喫茶店で普通のコーヒーを飲んだら1杯700円だったことには腰を抜かしましたが、「凡」は1000円でした。
私のアルバイト時給が1000円~1200円位でお昼にはケチって290円の「のり弁」を食べるくせに、その後1000~2000円のコーヒーを飲みに行くという所業には大そう驚かれたものでした。
若気の至りで、実は味なんぞ全く分かっていなかったのに格好つけたかっただけなのかもしれません。
お酒が飲めないので、雰囲気の良い素敵なお店で素敵な器に入れてあるコーヒーを飲むことにステイタスを感じていたのでしょうね。
そんな私も今はカフェインに敏感になり、夕方以降は紅茶のシフォンケーキを食べただけで夜寝付けなくなるというありさま。(笑)
好きなことをして生きて来れたことに感謝しています。