「天災は忘れたころにやって来る」

170310_1501
3/11の前後は東日本大震災関連の番組が多いですね。
初めて見る新たな映像もたくさんありますが、津波が押し寄せる映像は今見てもゾッとします。
あの時私は新橋で指圧をしている最中でしたが、窓の外の細長いビル群が樹木のように左右にそよいでいたことをよく覚えています。
職場の建物は各階の階段ホールや廊下、室内の壁にヒビが入り、地盤沈下で一階と道路との間に階段一段分くらいの段差ができました。
携帯電話は通じませんでしたが、主人の職場である築地まで歩くうちに主人の方からかかってきました。
森下まで歩いて帰るつもりでしたが、車で同僚を迎えに来た方のご主人が私たちも一緒に乗せて下さったのでした。
その時、墨田川が逆流していたと聞き、知識として知っている津波の恐怖のほんの一端を味わったのです。
東北を襲った大津波はまるで巨大怪獣のようにゆっくり、情け容赦なく街を呑み込んだあげく引き波で全てを持って行ってしまいました。
これを見ると辛くなる方々も多いのでしょうが、天災とその備えを忘れないために必要なのだろう、と考えました。
画面では見えませんが、多くの犠牲者を思い知らないうちに両手を合わせながらテレビの前で立っていました。
観音開きの食器棚には毎日かんぬきをかけていますが、改めて防災用品をチェックしようと思います。